何かと大きめの話題になる半導体関連ニュースだけど、それは単にモノづくりのカテゴリとして収まる産業ではいからであることは誰もが理解の範囲かと。いうまでもなくそれは主に経済的な覇権争いと、安全保障関連の懸念材料などの要素に集約されると思う。台湾のメーカーTSMCの日本上陸の件もまた、見方はそれぞれあろうけど大きな世界情勢の波と日本政府の思惑もあって流れついた結果であろうことは間違いないかと思うけど。
あれから一定の期間が過ぎてソニー界隈の話題の中で、やはり人材の確保に関する懸念があるらしい。当たり前といえば当たり前だけど。

とうことで今回は人材確保についての意見書。

　多くの業界関連の求人情報なんかを見ていると気になることがあって。それは、切り口が一様であるということ。それなりに各社工夫は見えるものの、肝心な切り口は大差なしといったところ。福利厚生や待遇面を前に出してもあまり意味がない。なぜなら求人情報みて条件を見ない求職者まずいないからだ。肝心なことは全面に打ち出す要素を考えることだと思うのだが。

　また、会社の将来性をうたっている風の記事もよく見る。ただ、比べて見ると業界の将来性を言っているに過ぎない場合が多いい印象を受ける。だからこちらもまた、どれを見ても決め手に欠く。

　この問題は、ブランディングの基本と同じ思考で考えればきっかけは掴める。ブランディング要素の一つは他社や他者との差別化をどうするか、どう言うか、ということ。求人の記事が埋もれてしまうのだから、要は差別化がうまくできていないと考えられる。※もちろん人手不足の現実は重たいが。差別化を考えるとき、何を言えばいいかなどと考えてしまってはうまくいかない。考えなければならないのはターゲットの方をもう一枚、二枚、踏み込んで具体化すること。要は想定ターゲットの方を差別化する。そうすればおのずと発信すべき情報も差別化される。そこから先は、具体的なクリエイティブと、メディアミックスなどの問題かと。